コーキングとシーリングって何?? |
皆さんサイディング外壁の塗り替えを考えたときに、よく【コーキング又はシーリング】という言葉を耳にしたことはありませんか?
実はコーキングやシーリングというのは、外壁の塗り替えにおいてかなり重要な部分になります。
ではなぜ重要なのか。そもそもコーキングやシーリングとはいったい何なのか。
コーキングというのは、多くがゴムのように柔らかく目地などに充填することで建物の防水性を高めることができます。
また、コーキングとシーリングの違いはあるの?というご質問をいただくこともありますが、JISの規定では分けられていますが、一般の建築業界ではほぼ同義語として使われているので、コーキング=シーリングと捉えていただいてよいでしょう。
(コーキング材は様々な目的用途に合わせその種類もたくさんあるため、ここではサイディング住宅で使用されている物について書いていきたいと思います。)
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どうしてコーキングが大事なの?? |
上記で書いた通り、コーキングの役割はサイディングやALC外壁の継ぎ目にできる目地を埋めることで、建物の防水性を高めるという大事な役割があるからです。
コーキングが劣化し、破断などを起こしたとしてもそれが必ず雨漏りになるとは言い切れませんが、大きな要因の一つになると考えられます。
また、コーキングが破断しサイディング材の切断面が露出してしまうと、そこから水が滲みてその状態で凍結した場合、サイディングがボロボロと崩れてしまうことや、水が滲みて乾くを繰り返すうちにサイディング材が反り返ってしまうこともあります。
それらの状態が悪化すると、塗装やコーキングの打ち換えで修復することが難しく、サイディングの貼り替え工事などの大きな工事になることが多くなります。
その為、大きな工事に発展する前にコーキングの打ち換えなどを行いメンテナンスしていくことが重要です。
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コーキングの寿命は?? |
コーキングの寿命は一般的に5~10年といわれています。
しかし、使用されている環境や状況によって持ちが変わったり、最近では高耐久性な物も開発されており一概には言えません。
コーキングの劣化は、触ってみて柔らかさを失い硬くなっていたり、コーキングが瘦せていたり、ひび割れていたり、破断していたり…と目で見て確認できる部位でもあるので、あくまで耐用年数は目安として捉えていただき、実際に見て触って確認していただくことが一番確実だと思います。
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コーキングを長持ちさせるには?? |
コーキングを劣化させる原因の一つとして挙げられるのが紫外線です。
紫外線により劣化したコーキングは、古い輪ゴムのように弾力がなくなり千切れやすくなるため、目地の動きに対応できずに剥離を起こしたり割れてします。
その劣化の原因を防ぐ為にコーキングの上に塗装を施すことはとても有効だといえます。
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